令和8年2月19日(木)、本校高校1年生による「総合的な探究の時間」の最終発表会を、門司港レトロ地区の各会場にて開催しました。


予測困難な現代を生き抜く力を育むため、生徒たちは地域や企業の皆様から提示された「答えのない課題」に対し、一年間かけて向き合ってきました。午後の部では、歴史的建造物である「三宜楼」をメイン会場とし、各会場をオンラインでつなぎ、各クラスの代表グループが、地域の方々や学習パートナーの皆様の前で、熱意あふれる提言を行いました。
■ 各グループによる探究成果の発表


午後の発表会では、フィールドワークやインタビュー調査に基づいた、高校生らしい柔軟な視点による解決策が提案されました。
- 1年1組:門司図書館の利用者増を目指して
「本離れではなく図書館離れ」という現状を分析。若者に馴染みのあるSNSを活用したランキング発信や、地元の祭りでのワークショップ出店など、図書館をより身近に感じてもらうための具体的な施策を提案しました。 - 1年2組:清滝地区の魅力を全国へ
「清滝の逆襲」と銘打ち、SNSでの発信が少ない店舗を支援するための地区全体のアカウント運用を提案。大学生との連携も視野に入れた、持続可能な情報発信のあり方を提示しました。 - 1年3組:多様な人に寄り添う門司港の防災
観光客、ペット同伴者、LGBTQ+、障害のある方など、「多様な視点」での避難対策に焦点を当てました。多言語二次元コード付きハザードマップの設置や、イベントでの防災ブース運営など、周知活動の重要性を訴えました。 - 1年4組:栄町銀天街の活性化と知名度向上
インタビューから「知名度の低さ」を課題と捉え、観光ルートのパネル掲示やプロモーション動画の作成を提案。さらに、商店街のスピーカーを使った「クセのある店舗紹介アナウンス」など、独自の強みを作るアイデアを披露しました。
■ 地域の皆様からの温かいフィードバック
発表後には、門司区長の谷延 正夫様をはじめ、学習パートナーの皆様から貴重なご助言をいただきました。
- 門司区長 谷延様
「大人の実情を踏まえた仕事をしている者にとって非常に新鮮。ピンチをチャンスに変える発想を大切に、これからも好奇心を持って取り組んでほしい」。 - 学習パートナーの皆様
「データの分析がしっかりしている」「明日からでも一緒に動きたい」「大学レベルの素晴らしい内容」といった、高い評価と期待の声をいただきました。
■ 今後の展望
校長からは閉会の挨拶で、「情報をいかに分かりやすく発信するかという視点が斬新だった。失敗を恐れず挑戦した経験を、2年生での探究や将来の力に変えてほしい」と生徒たちを激励しました。
生徒代表の謝辞では、「今回の発表は現在の到達点を確認する貴重な機会となった。次年度はさらに課題解決を本格的に実現するため、挑戦と思考を繰り返していきたい」と、さらなる飛躍を誓いました。
ご多忙の中、一年間にわたりご指導いただいた学習パートナーの皆様、そして当日ご来場いただいた地域の皆様、誠にありがとうございました。門司学園高校は、これからも地域と共に歩み、未来を切り拓く力を育んでまいります。