宇宙に挑み、未来を拓く

記事公開日:2025年6月10日

― 村田健司さん講演会「はやぶさ2とリュウグウの物語」開催 ―

 2025年6月、門司学園中学校・高等学校では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)で「はやぶさ2」プロジェクトに携わった村田健司さんをお招きし、全校生徒を対象にした特別講演を実施しました。講演のテーマは、「リュウグウからサンプルを持ち帰るまでの話」。宇宙探査の最前線で活躍する村田さんの生の声に、生徒たちは目を輝かせながら耳を傾けていました。

■「答えがないから面白い」 宇宙探査のリアル
講演では、はやぶさ2がどのように地球から約3億キロメートル離れた小惑星リュウグウに到達し、サンプルを採取して地球へと帰還したか、その全工程を豊富な映像と共に紹介いただきました。エンジニアの視点から見た困難への向き合い方などを語る村田さんの姿は、生徒たちにとって、挑戦の尊さとチームワークの力を実感する貴重な学びとなりました。

■門司学園の教育方針とつながる「探究心」と「人間力」
門司学園では、「探究する力」「共に学び合う力」「社会に貢献する力」の育成を教育の柱としています。村田さんの講演は、まさに本校の教育目標と深く呼応するものでした。生徒たちは、宇宙という未知の領域に果敢に挑む姿勢から、「なぜ?どうして?」を追い続ける探究心と、それを支える粘り強さ・協調性といった「人間力」の重要性を学び取りました。

■生徒の声:「自分も、何かを変える挑戦をしてみたい」
講演後のアンケートでは、「将来、宇宙の仕事に関わりたいと思った」「自分の夢にも真剣に向き合おうと思えた」など、前向きな声が数多く寄せられました。未来を担う生徒たちが、学びを社会や世界につなげていくための原動力を得た瞬間となりました。