本校の高校1年生が履修している「情報Ⅰ」の授業では、現在、プログラミングの学習が活気ある雰囲気のなかで行われています。本校では、福岡県教育委員会が配備した教育用小型コンピュータ「micro:bit」(マイクロビット)を活用し、テキストプログラミング言語であるPythonを用いた実習を行っています。

「魔法の箱」を動かすための「命令書」づくり
プログラミングの学習は、まずアルゴリズム(問題を解決するための手順)フローチャートの書き方を習得しました。
実習では、micro:bitのLEDパネルに自分の名前をスクロールさせたり、ハートのアイコンを表示させたりするプログラムを作成しました。初めて自分の書いたコードでmicro:bitが光った瞬間、教室のあちこちから驚きと喜びの声が上がっていました。

プログラムに「記憶」と「判断」をさせる
第2回目の授業として、「変数」「選択構造(条件分岐)」箱のようなもの」であることを学びました。
今回のメイン実習は、「ボタンで数えるカウンター」の作成です。
- ボタンAが押されたら、変数 count に1を足して「記憶」させる。
- もし count が5以上ならニコニコ顔を表示し、そうでなければ数字を表示するよう「判断」させる。
Python特有のルールである「コロン (:)」の付け忘れや「インデント(字下げ)」のズレに苦戦する様子も見られましたが、エラーメッセージを読み解き、自力で不具合を修正する「デバッグ」作業を通じて、論理的思考を深めています。
▲音に反応するプログラムが想定通り動作しているか確認している様子
生徒の様子と今後の展望

実習中、生徒同士で教え合ったり、「もっと回数を増やしたらどうなるかな?」と自ら条件を書き換えたりする主体的な姿が印象的です。micro:bitという目に見える「モノ」を動かす実習は、抽象的なプログラミングの概念を、具体的で楽しい体験へと変えてくれています。
今後は、同じ処理を繰り返す「反復構造」や、センサーを活用した「計測・制御」についても学んでいく予定です。プログラミングを単なる技術としてだけでなく、現実の課題を解決するための強力なツールとして活用できる力を養っていきます。